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非常事態宣言を発動

フィンランド政府は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、非常事態宣言を発動した。18日午前0時から始まる。これにより国境が封鎖、ただし物流は維持される。 サンナ・マリン首相は記者会見において、フィンランド市民と居住者が海外に旅行することを控え、国外にいる市民はすぐに帰国すべきと述べた。18日以降に入国するすべての人が、2週間の強制隔離を余儀なくされることとなる。また、幼稚園を除くすべての学校が4月13日まで閉鎖される。幼稚園児の親が自宅にいる場合は、子供を家に置いておくことが望ましいとも述べた。また政府は、10人以上の人が集まる博物館、劇場、図書館、その他の集会の集まりを禁止、ショッピングセンターなど店は開くが、必要がなければ出入りしないよう要請した。マリン首相は、「人々は必要、重要なビジネスの会合はできるが、必要ないものはすべてやめるべきであり、また、子供が他の場所で集まったりして過ごせば、学校を閉鎖した意味がなくなる」と強調した。

フィンランドにおいて16日現在、コロナウイルス感染と確認された人数は272であるが、国立健康福祉研究所(THL)のマルック・テルバハウタ局長によれば、感染者数の実数は、確認された数の20倍から30倍多いとの予測を述べた。

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