ここ数年、暖冬で雪が少ないため首都圏ではウサギのベビーブームだ。特に夜、車で走るといたるところでかわいい子ウサギと出会う。このウサギたちは、1980年代、90年代にペットで飼われていたウサギたちで、オーナーが放した、あるいは逃げ出したウサギたちの子孫だ。ヘルシンキ市の環境調査官のペッカリネン氏によれば、何千匹ものウサギが首都圏で生息しており、彼らは森の中に住むというよりは、都市の小さな公園等で生息繁殖しているとのこと。市は木や植物をウサギたちから守るため、わなを仕掛けたりして町からウサギの排除を試みてきたが、もはやそれは不可能という結論に至ったという。特に暖冬で雪がほとんど積もらない南に位置する首都圏では、ウサギは食べ物に事欠かずわなのエサに関心がない。記者が小学生のころ、学校行事の一つに山でウサギ狩りがあった。なかなかウサギを見つけ捕まえることができなかった思い出があるが、ここなら簡単にウサギを見つけ捕まえることができるのではないかと思うほど、ウサギたちが人間と共に暮らしている。
top of page
検索
最新記事
すべて表示ロシアへの制裁中というが、首都ヘルシンキで多くのロシア人を見るようになった。フィンランド外務省によると、ロシアからフィンランドへの国境通過は、春と比べ夏は30%増加したという。ロシアがウクライナに侵攻したのち、欧州連合(EU)はロシアからの空の旅を禁止したが、フィンランドは...
約4週間ある夏の休暇は、フィンランドの人々にとっては、日頃の忙しい日々の疲れを癒すための大切な期間となる。 その夏休みの始まりは、基本的に6月25日の「ユハヌス(夏至祭)」からだ。「ユハヌス」はフィンランドで重要な行事の一つであり、「ユハヌス」の日、家族や友人と郊外のサマー...
先日、ミドルネームにフィンランド語の名前が付いている息子に、「名前の日」を祝う電話やメッセージが届いた。 フィンランドでは、「名前の日」がカレンダーに記されている。中世から特定の日付に名前を割り当てる伝統があり、誕生日だけではなく「名前の日」も祝うのだ。「名前の日」の友人や...
bottom of page
Comments