フィンランドの北西部の都市オウルが2026年の欧州文化首都に選ばれた。
欧州連合(EU)が指定する事業で、1983年にギリシャのメリナ・メルクー
リ文化相が提唱し、85年にアテネから欧州文化都市として始まった。99年からは
「文化首都」と呼ばれている。
指定されると単なる文化事業だけでなく文化ベースの都市開発を行い、長期的、継続的にさまざまな文化プログラムが計画される。「イノベーションの北欧の首都」を自称するオウルは、新しい文化戦略の主テーマとして「文化的気候変動」を提唱した。その意味は、文化・芸術を通じた人々の一体感と技術との相互作用、芸術と自然が予期せぬ方法で結び付けられるものだというが難解だ。
「エアギター世界選手権大会」の開催地でもあるオウルは、現地の人々から「クレイジーなことが好き」な都市だと聞いていただけに、何が飛び出すか分からない。
サブテーマに「ワイルドシティ」、「クールコントラスト」などを掲げ、社会的、文化的、経済的および生態学的な持続可能性を強調するという。北欧の伝統的な文化や創造的で刺激的な新文化による多彩なプログラムも計画される。
26年の欧州文化首都として、これから周辺30余りの市町村の協力と共に約500のプロジェクトの準備に入るが、百聞一見だ。おそらく「クレイジー」で奇抜なプログラムも当然企画されるだろうと思うと、今から楽しみだ。
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