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大学の歴史とストーリを紹介する博物館が大学にオープン

ヘルシンキ大学が創立375周年

ヘルシンキ大学が3月27日、創立375年を記念し、大学の歴史とストーリを紹介する博物館がオープンした。博物館は「思考の力 “Power of Thought”」をテーマに1640年から2015年における大学の歴史と様々な興味深いストーリが展示されている。 


ヘルシンキ大学のユニークな歴史は、1640年、44人の学生でもって始まり、彼らの多くはスウェーデンからリクルートされてきた。大学での学術言語は最初はラテン語、へブル語、並びにギリシャ語から始まり、18世紀にはスウェ-デン語、そしてそののちフィンランドが使用され、20世紀になればドイツ語、英語、ロシア語などほかの言語での授業も始まった。。 ヘルシンキ大学は、多くの学問領域の専門にわたる研究大学においてはトップレベルの大学といわれているが、博物館館長のステーン・ビョークマン氏は、1970年代、大学に入学するためにはフィンランド語、スウェーデン語、英語並びにもう一つの言語の理解が求められたが、現在の多くの学生は、フィンランド語と英語の二か国語がほとんどで、様々な研究をするためにはさらなる言語能力が必要だと思うと述べた。 


創立当時からの授業、教授、学生たちの様子が展示されており、フィンランドの国を動かす学生たちを輩出してきた大学の様子がよく分かるようになっている。現在の学生数は、35,000人で、そのうち約6パーセントは海外からの留学生だ。 ただ驚いたことに、女子学生の数が男子学生の数の2倍だということだ。


その国を代表する大学を知るということは、その国の国づくりのようすをしることができる。


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