総選挙で第1党となった社会民主党のアンティ・リンネ党首(56)が6日、国会で首相に選出され、社会民主党、中央党、緑の同盟、左翼同盟、スウェーデン人民党の5党による連立政権が誕生した。 任期は4年。リンネ新首相は「経済成長のみならず、社会的、環境的に持続可能な発展を追求する」と抱負を述べた。
新政権は政策として、前政権の緊縮政策の中止を打ち出すとともに、さらに踏み込んだ地球温暖化対策、雇用率を2023年までに75%に引き上げ、低額年金受給者への月額50ユーロ(約6000円)上乗せ給付、職業高等学校を含めた高校までの義務教育の延長、難民受け入れの緩和などを政策として掲げており、それに必要な財源確保のために、政府の資産の売却、タバコ、酒、ガソリンの増税等を政策案として掲げている。
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