フィンランド人はビールをよく飲む。人口約550万人のフィンランドだが、ビールの一人当たりの消費量は、世界で9番目、しかも消費量は年々増えている。 10月13日はフィンランドにおけるビールの日だった。フィンランド独立以前の1819年に設立されたシネブリチョフ醸造所とフィンランド最初のビールの誕生を祝う日だ。 ちなみにシネブリチョフ醸造所は現在も稼働している北欧では最古の醸造所だ。 ビールの日は友人や職場の人たちと一緒にサウナに入ったり食事とともにビールをたしなむ。 メディアが行った「どの党首と一緒にビールを飲みながら話をしたいか」という調査でトップとなったのがサンナ・マリン首相。マリン首相は、「ビールを話題とした人気の調査なので少々がっかりした」と冗談を交えてコメントするとともに、「タンペレの市議会の遠隔会議の時、冷たいビールをグラスで2杯楽しんだ」と告白した。ちなみにフィンランドでは、国会議員が地方の議員の役職に就くことは、比較的一般的であり、特に遠隔会議においては、議事進行中にビールなど好きな飲み物を飲みながら参加できるのだ。
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