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ゲームを通じて学ぶフィンランドの子供たち

~さらなる教育環境の向上に努める先生たち~


授業にゲームを用いて先生が教えていると聞き、首都ヘルシンキのマウヌラ中学校を訪問。そこで、中学校一年生と三年生の授業を視察した。ゲームを用いて授業する意義について歴史を教えるイェレ・リンナネン先生に伺うと、「ゲームを使うと、生徒が自発的に授業の中に入ってくる。先生が教え、生徒が聞き学ぶという今まで通りのやり方も必要だが、ゲームを用いた授業の特色は、生徒が積極的に考え、意見を出し合い、学ぶようになる点だ」という答えが返ってきた。

また、リンナネン先生によれば、クラスのカリキュラムに関するガイドラインはあるが、教え方は先生が自由に決めることができる。 リンナネン先生も自らが考案し、ヘルシンキ大学などの協力でもって作成したゲームを用いた授業を紹介してくれた。生徒の一人、エンミ・に感想を聞くと、「楽しいし、自分は好きだ」と答えてくれた。


現在、多くの学校でコンピューターや昔ながらのゲームを用いて授業が行われていると言う。しかし、ゲームはあくまでも先生の授業するためのツール(道具)であって、ゲームを用いればそれでいいわけではないとも言う。 



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