先日、ミドルネームにフィンランド語の名前が付いている息子に、「名前の日」を祝う電話やメッセージが届いた。
フィンランドでは、「名前の日」がカレンダーに記されている。中世から特定の日付に名前を割り当てる伝統があり、誕生日だけではなく「名前の日」も祝うのだ。「名前の日」の友人や親族に、花やカードを送ったり、職場でケーキとコーヒーで祝ったりする。
カレンダーを見ると、各日にいくつかの名前が書かれており、現在834の名前がある。名前のリストは5年ごとに更新され、どの名前がリストに含まれるかと言えば、過去50年間に少なくとも500人の子供に付けられた名前だ。
以前は、ほとんど使用されなくなったと判断された名前は削除されたらしいが、過去に名前を削除された人たちが非常に気分を害したということで、2015年から削除されなくなった。
1980年代に使用された名前は5万であったが、今日では12万以上の名前がある。19世紀、ナショナリズムの感情が高揚した時代には、自然に関する名前に加え、ウスコ(信仰)、トイボ(希望)、オンニ(幸せ)などの人生を肯定する名前が付けられた。
2000年代になると、海外で人気のある名前など、さまざまな名前が付けられ始めた。ただ、「名前の日」のリストに載るのはあくまでもフィンランド人名で、多くの移民の子供に付けられたムハンマドなどは除外されている。
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