ラップランド
ラップランド
フィンランドの最北端にある地域ラップランドは、夏、太陽が沈まず、冬は暗い日々が続く地域だが、フィンランドの人々が何度も行きたいと思う地域である。特に、自然のすばらしさと美を醸し出してくれ、自然の中で充電するには絶好の場所である。オーロラ観測、スキーリゾートなど、多くの人が楽しめる場所でもある。ラップランドの北には先住民のサーミ人が住んでおり、彼らの文化に触れたり、野生のトナカイに出くわしたり、さらには、サンタクロース村で一年中サンタクロースと出会うことのできる、フィンランドの中でも最もユニークな地域です。
ロヴァニエミ
ロヴァニエミ-サンタクロースの故郷
ロヴァニエミはラップランドの首都で、北極圏の自然に囲まれた都市で、コロナ禍以前には毎年50万人以上の旅行者が訪れ、そのうち約60%は海外からだ。特に人気があるのは、町の中心から約8キロの場所にあるサンタクロース村で、そこでは一年中サンタクロースと会うことができる不思議な村だ。また、冬から初春にかけては、多くの人がオーロラツアーのために訪れる。ただ、オーロラ観測は天候にも左右されるので、せっかく来られるのでしたら最低3日間は滞在されたほうがいいでしょう。興味深いラップランドの歴史や犬ぞり、スノーモービルなどのアクティビティも、多くの人を楽しませてくれる。
ポシオ
自然と芸術の地ポシオ
ポシオはラップランド地方の南に位置する人口3000人余りの町。自然の素晴らしさを再発見できるリーシトゥントゥリ国立公園、コロウオマ渓谷、水が澄んだリボヤルヴィ湖とともに、フィンランドのデザイン・ブランドの一つペンティックのマナーハウスやペンティック=マキ文化センターがあり、自然と文化の調和と共存を重視している地でもある。特にペンティック・マナーハウスは、ペンティックの創業者でアーティストのアヌ・ペンティックが「歴史と現在が出会うアートセンター」として立てたアーティストの住居でもあり、展示会場でもあり、訪れる人を魅了する場所だ。